車椅子用スロープ / Wheelchair Slope
展開、使用時
溶接(組み立て)前の鉄部品
展開、使用時
折り畳み、フラップ収納
製作概要
車椅子生活となった父の日常の出入り口として製作。
地面からフローリングまでの高さがありスロープ全長が長くなるため、二つ折り畳み構造とした。また、サッシ部分は大きな溝ができてしまうので、そこを渡す回転収納式のフラップを付けている。
大人3人+アルファが乗ることも考慮し、裏側にリブ・ハシゴ形状の補強を入れた。裏玄関との導線干渉もあり、ガードを兼ねた手すりも付けた。
製作にあたって思うこと
材料に鉄アングル、角パイプとコンパネを使用したため強度上は問題無いようだが、折り畳み-展開時はかなりの重さを感じる。全体を車椅子幅に抑えたものにするか、もっと軽い材料にすべきだったかと思う。
バリアフリーじゃ無い頃建てられたの家なので、今になってハンディを負うとその必要さを実感する。そして、これを補うような後加工対応では大変大きな労力が生じている。 延いては、すべてのモノづくりにおいても常に先のことを想像し製作すべきだと、痛感することになった。